プログラミングを全国で先行して学習する市に住んでいます。と言っても、子供に聞けば、小学校1年生で何をしたかと言うと、PCを少し触ったくらい。プログラミングを始めると言っても、まずはコンピュータの扱い方や何が出来るかなどを学んでいく様です。では、2020年までに何をするべきなんでしょう?
プログラミングを先行している町 でも、ピンとこない
「プログラミング」は2020年から必須化するのですが、住んでいる市では、公立学校全校でプログラミングがスタートしました。と言ってもメインは4年生。4年生以下の子たちはPCなどに触れておくくらいになっているようです。
実際に子供に聞いた限りでは、1年生はPC少し触って終わったみたいです。授業参観以外で行っている授業については、親は参加できないので子供に聞くしかないので仕方ないですね。
市内、全校同じプログラムで行っている
市に掲載されているサイトによると、各学年に応じたコンピュータリテラシー到達のためのパッケージ授業を行っているとのこと。
対象は、小学校1・3・4・5・6年生 中学校2年生を対象に市内全校を対象。
担任の先生とITアドバイザーでのTTの役割分担を行い、全校同じプログラムで行っているそうです。ここで、聞きなれない言葉がでてきました。「コンピュータリテラシー」って何でしょう?
コンピュータリテラシーとは?
与えられた課題を解決するためにコンピュータを駆使する知識や技能を総称してコンピュータリテラシーと呼び、コンピュータの基礎的な動作原理、機能に対する理解から、キーボードやマウスなどの機器の扱い方、文字入力などの基本的な操作方法、ソフトウェアを用いてデータや情報を演算処理させる方法までが含まれる。
大まかに言うと、コンピュータで問題を解決する方法についての一連の方法を学ぶようです。私の世代だと、大学生で初めてPCに触ったので時代は本当に違う!
各学年に応じた、コンピュータリテラシー到達のため授業を行うと書かれており、大まかな内容は以下のとおり。
1年生 はじめてのコンピュータ 目標
・PC 室の利用のきまりを知る
・自分のアカウントとパスワードでログインができる
・マウス操作を習得する(クリック・ダブルクリック・ドラッグ)
※進行度合いにより、ドラッグは省略することもあり。
3年生 はじめてのローマ字入力 目標
・ホームポジションを意識して、ローマ字入力ができる
・キーボー島アドベンチャーでの練習方法を習得する
※キーボー島アドベンチャー というのは、キーボードの入力応援ツールの様です。学校や担任の先生からの申し込みがないと使えないライセンスソフトです。
また、この商品は個人向けに売ってくれません。個人の方は個人用の「キーボー島アドベンチャー ホーム」を購入してください。
※学校と同じソフトだと心強いですよ!! 販売:スズキ教育ソフト
4年生 はじめてのプログラミング(スクラッチ) 目標
はじめてのプログラミング(スクラッチ)・プログラミングソフト「スクラッチ」を利用して、コンピュータに意図した処理を行うように指示することができるようになる。
5年生 はじめてのプレゼンテーション(パワーポイント)目標
・プレゼンテーションソフトの使い方を覚える
・発表する事を考えてページの作成を行なえる
6年生 情報モラル 目標
インターネットを使う上でのルールやマナーを学ぶ
・SNS の特徴を知る
・ビデオの例を見て考える (SNS トラブル)
中学2年生 情報モラル 目標
インターネットでのルールやマナーを学ぶ
・ビデオの例を見て考える
(情報の記録性、公開性の重大さ)
と、このようになっています。
まずは、コンピュータの基礎的なことを学ぶ
まずは、プログラミングを始めると言っても、最低限のことが出来ないと何もできないので、基礎的な学習としてこのような授業をしているんでしょうね。
さて、ここまで見る限りはプログラミングじゃないじゃん!と思うかもしれません。私もそう思いました。
従来の授業内容の一部をプログラミングと組み合わせる
でも、違うんです。プログラミング学習って、「ハイ、これがプログラミングですよ~」ってその部分だけ学ぶのではないんです。どうやら、もともと勉強するべき授業の一部分をプログラミングを組み合わせたりするようなのです。
例えばよく言われるのが、自動ドアや、機械が行う自動仕分けの仕組み等が例に挙げられると思います。日常にあるプログラミングで動いているモノの原理を学んだりすることが大事なんです。
これは、私もプログラミングのイベントに何度も足を運び自分なりに解釈したことです。間違っていたら訂正しますが、この部分はたぶん合っていると思います。
さて、私も考えたことがあります。じゃあ、今何をするべきなのか?
では、今何をするべきなのか?
まず「ビジュアルプログラミング言語」で子供の興味を引く
うちの子供を見ていて思ったのは、自分の作ったキャラクターが動くのはとても楽しいようです。「ビジュアルプログラミング」とは、「シンボル」を並べて、動きや音楽を制御するプログラミングのこと。とっつきやすく、お勧めです。
詳しくはこちら

でも、遅かれ早かれ、キーボード入力は必要
この「ビジュアルプログラミング」でも、名前を登録するのにキーボード入力の必要があるし、市のスクラッチのコンテストに出品しよう思ってたら、文字の入力が待っていました。
遅かれ、早かれキーボード入力が待っています。
これまでは必須化されていないので、キーボードの入力速度にバラツキがあっても、コンピュータが苦手でもまあ何とかなったでしょう。
就職して、事務仕事等なら、コンピュータを使ったら綺麗で早くできるとか、やり直しが何回でもできるとか、操作性も大きかったように思えるんです。
この先の未来・・・国の目標として、レベルの底上げもしたいし、誰でも最低限使えることはあると思います。
ただ、そんなことより、国が決めたことを(例えば学習指導要領)学年ごとやるべきことはしっかりこなしていかないと、後々とても困ることになるだろうなと感じるのです。
私も感じているものだと、キーボードの入力があります。私はillustratorやCADの仕事をしてきたので、キーボード入力が遅くても差ほど問題なく仕事でやってきました。ただ、年齢が上がると仕事を探すとき、何でもこなせると強いんですよ。私は40も超えた今、キーボード入力早くしたいなと思っています。
大学入試にも影響? キーボード入力は早いに越したことない
キーボードはこの先とてもとても重要なので、早めにゲーム方式でも良いので子供にさせて習得させましょう。
理由は、大学の入試や英検などの試験がコンピュータやタブレットを使ったものに変わりつつあるからです。答えわかるのに、キーボードの入力が遅くて試験時間足りなかった・・・なんてことがないように、まずはキーボードから始めましょう!
関連記事はこちらも

コメント